ポルシェ 997ターボ(Porsche 997 Turbo)は、2006年に販売開始された997世代の911ターボである。
ボディタイプはクーペとカブリオレ(GT2系はクーペのみ)。
911ターボ(997)
911GT2RS(997)
997ターボ グレード体系
グレード | 年式 | 駆動方式 | エンジン |
911ターボ クーペ/カブリオレ | 06-12 | 4WD | 水冷3,600cc水平対向六気筒DOHCツインターボ →水冷3,799cc水平対向六気筒DOHCツインターボ |
911ターボS クーペ/カブリオレ | 11-12 | 4WD | 水冷3,799cc水平対向六気筒DOHCツインターボ |
911 GT2 | 08-09 | RR | 水冷3,600cc水平対向六気筒DOHCツインターボ |
911 GT2RS | 11-12 | RR | 水冷3,600cc水平対向六気筒DOHCツインターボ |
〇ポルシェ 997ターボの特徴
- 997ターボ前期型は、997カレラ同様、エンジンやシャシー等が先代996ターボのキャリーオーバーである。
- 空冷時代から綿々と続く3600ccターボエンジンの系譜は、997ターボ前期型で終わりを迎え、後期型からはカレラ用直噴エンジンをベースとした新エンジンが採用された。
- 2011年から設定された997ターボSは、911では初めてMT設定のないスポーツグレードだった。これは、997ターボSに搭載された新型7速PDKミッションの変速が非常に優れており、MT設定の必要がないと判断されたためという。以降、ポルシェのハイパフォーマンスモデルは、オートマチックミッションが主流となっていく。
- 997後期型からは、電子制御式の可変サスペンション(PASM)が各グレードにオプション設定又は標準装備された。PASM装備車には通常のサスペンションは装着できず、PASM専用のサスペンションが必要となる。カスタムパーツ選びの際には注意が必要。