ポルシェ 986ボクスター(Porsche 986 Boxster)は、1996年に登場したポルシェ ボクスターの初代モデルである。
ボディタイプはオープン(ロードスター)のみ。なお、オプションでハードトップを選ぶこともできた。
ボクスター(986)
ボクスターS(986)
986ボクスター グレード体系
グレード | 年式 | 駆動方式 | エンジン |
ボクスター | 96-04 | MR | 2.5L水平対向6気筒DOHC(96-99) →2.7L水平対向6気筒DOHC(00-04) |
ボクスターS | 99-04 | MR | 3.2L水平対向6気筒DOHC(00-04) |
〇ポルシェ 986ボクスターの特徴
- 986ボクスターは8年の販売期間で2度のマイナーチェンジを受けており、96年から99年までの前期型、00年から03年までの中期型、03年から04年の後期型に分けられる。
- 前期型から中期型にかけては排気量の増加(2.5L→2.7Lへ)、中期型から後期型への改良では馬力の増加(220PS→225PSへ)が行われており、細かなパーツが異なる。
- ボディ前部は98年から生産されたポルシェ911(996型)と同じ設計となっている。このため純正パーツは共用、カスタムパーツも986ボクスターと996双方に適合するものが多い。
- 2000年モデルから加わったボクスターSは、6速マニュアルミッションや3.2Lエンジンの採用で差別化を図ったハイパフォーマンスモデルである。
- 更に2003年にはボクスター 550スパイダー(Boxster 550 Spyder)が限定車で登場。エンジン馬力の強化やサスペンションの変更等で、986ボクスターで最もハイスペックなグレードとなった。