ポルシェ 930ターボ(Porsche 930 Turbo)は、1975年に生産を開始した。発表当時ターボエンジンは最新技術で、カレラ系よりもスポーティなイメージが与えられていた。
ボディタイプはクーペ、カブリオレ、タルガの3種類。
911ターボ(930)
911ターボ カブリオレ(930)
930ターボ グレード体系
グレード | 年式 | 駆動方式 | エンジン |
---|---|---|---|
911ターボ3.0 | 75-77 | RR | 空冷3.0L水平対向6気筒SOHCターボ |
911ターボ3.3 | 78-89 | RR | 空冷3.3L水平対向6気筒SOHCターボ |
911ターボ3.3タルガ | 87-89 | RR | 空冷3.3L水平対向6気筒SOHCターボ |
911ターボ3.3カブリオレ | 87-89 | RR | 空冷3.3L水平対向6気筒SOHCターボ |
〇ポルシェ 930ターボの特徴
- ”911ターボ”、”930ターボ”等、様々な呼ばれ方をしたが、1975~1989年までのモデルであれば、基本的には同一車種となっている。
- 930ターボは、長い生産期間の間に様々な派生モデルが開発された。ヘッドライトをリトラクタブルに変更した”フラットノーズ(Flatnose)”や最高出力を330PSに強化した”ターボS”がその代表格である。
- カブリオレとタルガは剛性向上のため、ボディに補強が加えられた。わかりやすい箇所では、フロントシート足元のボディ側の厚みがクーペとは異なる。このため、カブリオレとタルガ用のフロアマットはクーペ用より小さく作られ互換性がなく、注意が必要。
- 930に限らず、空冷ポルシェはプラスチック製のドアストライカーが経年劣化で欠けやすい。万が一壊れたときは、Rennline製ドアストライカー補修キットがおススメ。